「ジムに通っても痩せない」

この言葉は良く聞かれます。

歳を重ねると若い頃より痩せ難くなります。気付いたときには、お腹周りがだぶついている事も。

では、なぜ歳を重ねると痩せ難くなってしまうのでしょうか。

脂肪燃焼のメカニズムを知る事で、疑問が解消されます。

そして、ジムに通って痩せる為には、どの様なジム運動をするべきなのかを考えましょう。

 

運動をすれば、必ず脂肪は燃焼します。

運動すると脂肪が燃焼される事を裏付ける研究成果もあります。

 

ある50代男性の経験です。

56歳のこの男性は、30代半ばまでラグビー選手であった為かなり運動量が多かったそうです。しかし、引退後は運動をあまり行っておりませんでした。

運動しなくても、元々筋肉があるので必要はないと考えていたそうです。

しかし、運動する事無く時が過ぎ、気付いた時には体脂肪率が31%にまで上昇していたそうです。健康診断で「ハイリスク宣言」を受けてしまいました。

しかし、時がたった今、現役時代と同じ運動量をこなす事は出来ません。

そこで、「少しのジム運動+隙間運動」を実施する事にしました。

まず、生活内での運動を心がけます。

 

バス停を1つ手前で降りて歩く。

車は極力使わず移動は自転車か歩きにする。

昼休み休憩のうち35分をランニングや筋肉トレーニングの時間にあてる。

寝る前に3分間のスクワット・腕立て伏せをする。

 

このような「隙間運動」を毎日続けました。

そして、週に3回ジム(最低1回)ジムに通い、8種類のマシントレーニング、3種類のフリーウェイトをこなし、10~15分のランニングをしました。

 

結果、この50代後半の男性は、体脂肪率を18%まで落とす事に成功しました。

継続は力なりと言う事です。

 

運動で必ず脂肪は燃焼します。しかし、注意も必要です。

過去、どんなに運動履歴の高いレベルにあった人でも、「今現在」の生活リズムを見つめ適切な運動を心がけなければいけません。

 

体脂肪率の適正値は知っておく必要があります。

体脂肪率が成人男性で4%、成人女性で12%を下回ると、命の危険に関わります。

逆に成人男性で25%、成人女性で30%を上回ると、それはもう「肥満」です。

体脂肪の適正値は、性別や年齢で異なるので、きちんと把握して起きましょう。

 

30歳未満の男性の場合、14~20%

30歳以上の男性の場合、17~23%

30歳未満の女性の場合、17~24%

30歳以上の女性の場合、20~27%

これが、各性別と年齢での体脂肪率の適正範囲になります。

 

 

ところで、単純に筋肉トレーニングをすれば脂肪が燃焼するでしょうか。

あるいは、走り続けていれば脂肪は燃焼するでしょうか。

「筋トレだけ」「ジョギングだけ」と言うのは、よく目にするダイエットですね。

しかし、答えは単純に「イエス」と言えません。

脂肪の燃焼に大切なのは、「運動の順序」になります。

 

筋肉トレーニングとジョギングを組み合わせる場合は、筋肉トレーニングを先に行うべきです。

筋肉トレーニングを行うと、成長ホルモンの分泌が激しくなります。これにより体脂肪が分解され、遊離脂肪酸とグリセロールに変化します。この成分は「燃えやすい状態」のまま血中に送られます。この状態で有酸素運動(たとえば、ジョギング)をすると、体脂肪が効率的に燃焼されます。

このまま有酸素運動を継続すると、リパーゼと言う酵素が活性化します。この酵素は、筋肉内にある中性脂肪を脂肪酸に分解します。そして、分解した成分を血液中に送り込みます。

これで、一層脂肪燃焼率が上がります。

 

この様に体内の変化を考えると「筋肉トレーニング(無酸素運動)→ ジョギング(有酸素運動)」を行うと、とても効率的に脂肪を燃焼する事がわかります。

 

では、逆に有酸素運動を行った後に筋肉トレーニングをするとどうなるでしょうか。

有酸素運動を先に行うと、成長ホルモンの分泌は活発にはなりません。成長ホルモンの分泌がそれほどないので、脂肪は燃焼しやすい状態に変化しません。

つまり、有酸素運動を行って筋肉トレーニングを行っても、効率的に脂肪を燃焼できません。

 

運動を行う時は、どの様な運動をすると体内でどんな変化があるのかを正しく認識する様にしましょう。これによって、より効果的に結果を得られる様になります。

 

 

さて、運動を継続して行う時にジムに通いますが、果たしてジムとはどんなところでしょうか。

現在日本には、学校や公共・民間施設を含め22万ヶ所のスポーツ施設があります。

内訳は、学校体育施設13万6000ヶ所、公共施設5万3000ヶ所、民間施設1万7000ヶ所です。(文部科学省調査、平成20年度「体育・スポーツ施設現況調査報告書」より)

その中でも民間施設は多くの人に利用されています。

年間8000時間以上、240日以上を開放し、幅広い世代に利用してもらえるよう運動しています。

それらスポーツ施設の推定会員数は280万人前後と言います。(経済産業省、平成21年度「特定サービス産業動態統計調査」より)ただ、この推定会員数は定期的に会費を支払っているユーザの数であり、年に1度でもスポーツ施設を利用した事のある人を数えた場合、年間延べ2億人を超えるそうです。

人数だけ見ると、多くの人がスポーツ施設に通っていますね。しかし、現実に周りを見わたすとそれほど多くの人がジム通いをしているでしょうか。

実はこのデータには、入会したが1年未満に会員を止めた人数は考慮されていません。

実際には、ジム通いをしている人数はもっとずっと少数になります。

 

 

実際ジムに通いたいと思った場合、ジムにどのような施設があるか確認してみましょう。

ウォーミングアップ、クーリングダウン施設や筋肉トレーニング施設、プールやテニス・スカッシュコートなど色々な施設があります。

また、場所によってはシャワーだけではなくジャグジーやお風呂、サウナが付いた施設もあります。

マッサージルームやリラクゼーション施設があったり、託児施設も完備されていたりと、最近のスポーツ施設はとても設備が充実しています。

 

ジムの施設を確認した後は、スタッフの確認をして見ましょう。

現実には、専門家としてのインストラクターやスポーツトレーナーのいる施設は多くありません。なんらかのスポーツ指導関連の資格を持ったスタッフは、各スポーツ施設に数名程度と思います。他は、アルバイトの方が多いでしょう。

しかし、そうでなければ先の営業時間の勤務体制を確保する事が出来ません。

各ジムでは、研修制度を授けています。

資格がなくても経験豊富なスタッフがいれば対応は良いでしょう。

初心者の人にも安心して運動できるよう丁寧に指導してくれるスタッフがいるジムはとても良いジムだと思います。

逆に、スタッフの態度がいまいちだったり、適切な指導がないようなジムは敬遠した方が良いでしょう。

 

ジムを見学する場合のポイントがいくつかあります。

まず、家や職場から近い事。何かのついでに行ける事が重要です。

 

次に、プログラムの内容が自分の目的とあっているか。

 

そして、施設の具合を確認しましょう。清潔感があるかどうかは、重要なポイントですね。また、お風呂やシャワー室・ロッカー室の広さなど確認しましょう。

 

さらに、会員の年齢層や雰囲気もチェックしましょう。ジムはどうしてもコミュニケーションが必要になりますから、施設の雰囲気が自分に合っているかは確認しましょう。すれ違ったときに、スタッフや会員どうしが会釈や挨拶をしているかなどチェックすると良いですね。

 

最後にクレームの処理やスタッフの対応です。スタッフの対応が丁寧であるか、親切で礼儀正しいかなど。また、「お客様からの要望」なんて掲示板が合った場合、その要望と回答をチェックしてみても良いですね。

 

継続した運動は脂肪を燃焼します。特に、筋肉トレーニングから有酸素運動の流れで運動をした場合、脂肪の燃焼効率はとても良いです。

こう言う運動を継続して行うなら、ジムに通うのが良いかも知れません。

しかし、ジムに通おうとした場合もちゃんと自分にあった所を選択できるかが重要です。

途中で止めてしまっては意味がありませんから。

チェックポイントを作り、キチンとチェックしてからジムを選びましょう。